西川高弘 リスティング広告 no3

今回はキーワード設定時に必須のマッチタイプの考え方についてまとめていきます。
リスティング広告には4つのマッチタイプという配信条件があります。

①完全一致
②フレーズ一致
③絞り込み部分一致
④部分一致

このマッチタイプは広告の成果を左右する上で重要な設定となります。
例えば、私のことを検索した人にリスティング広告を出したいと仮定し、以下例に挙げて説明していきます。

 

▼パターンA
【検索されるワード 】西川高弘
【登録しているワード】西川高弘

この場合、当たり前ですが①~④どのマッチタイプを設定していても、広告が掲載されます。

 

▼パターンB
【検索されるワード 】西川高弘 HP
【登録しているワード】西川高弘

この場合、②~④のいずれかを選定すると、広告が掲載されます。
①の完全一致は読んで字のごとく検索ワードと登録ワードが「完全に一致」していないと広告が掲載されません。

 

▼パターンC
【検索されるワード 】西川高弘 HP
【登録しているワード】HP 西川高弘

この場合、③~④のいずれかを選定すると、広告が掲載されます。
②のフレーズ一致は語句単体は同一であっても順序が逆になってしまうと広告が掲載されません。
前後にどんな語句がつこうと、[HP 西川高弘]の語句単位の順序(並び)を崩してしまうと、広告表示されないのです。

補足として、検索されるキーワードが
「公式HP 西川高弘」は並びが崩れていないので広告掲載される、
「HP 公式 西川高弘」は語句の間に”公式”が入り並びが崩れるため広告掲載されない、ということになります。

 

▼パターンD
【検索されるワード 】西川高弘 HP
【登録しているワード】西川たかひろ HP

この場合、④の部分一致のみ広告が掲載されます。
③の絞り込み部分一致は、基本的に登録している語句の表記が一致していないと広告が掲載されません。
上記の登録キーワードの場合「HP 西川たかひろ」や「西川たかひろのHP」では広告掲載可能です。
フレーズ一致の順序規制がなくなったものと捉えると良いでしょう。

 

①→④の順に検索キーワードに反応できるボリュームが大きくなります。
しかし、部分一致が万能!ということではなく、部分一致でキーワドを登録する際には注意が必要です。

▼パターンE
【検索されるワード 】西川貴教 HP
【登録しているワード】西川高弘 HP

この場合、残念ながら部分一致でも広告が掲載されてしまう可能性があります。
部分一致はワードを拡張して拾ってくれるところが利点であり、欠点です。
無関係なキーワードでも広告が掲載されてしまうため、無駄なコストに繋がってしまう恐れがあります。

 

以上、簡単に説明させていただきましたが、リスティング広告ではマッチタイプの使い分けが非常に重要です。
2語以上の語句を掛け合わせる場合は、以下のように認識しておくと良いでしょう。

①完全一致    :配信ボリューム(小)顕在ユーザー向け
②フレーズ一致  :配信ボリューム(中)準顕在ユーザー向け
③絞り込み部分一致:配信ボリューム(中)準顕在ユーザー向け
④部分一致    :配信ボリューム(大)潜在ユーザー向け

 

配信ボリュームが大きいことは良いことなのですが、
大きくなるにつれて関連性のないキーワードでも広告が掲載されてしまうリスクが高まります。
関連性のないキーワード=除外キーワード登録の対象となります。
この除外キーワード登録をする際の作業工数なども踏まえて、アカウントを構成していく必要があるのです。

予算や、広告の目的(刈り取りなのか、認知拡大なのか)によって最適な設定・広告配信をしていくことがリスティング広告成功の秘訣と言えます。
アカウント構築やキーワード追加の際は、多角的にキーワードの需要を考えて設定していきましょう。